2022年4月に中国人留日生命科学協会(LSACJ)の会長を拝命いたしました馬です。
留日中国人生命科学協会(LSACJ)は、1995年に設立され、27年の歴史を有する在日中国人科学者と留学生によって始められた生命科学における学際的な学術交流プラットフォームです。 1995年に「関西地区中国分子生物学留学生協会」として発足し、その後「関西中華生命科学協会」に発展し、10周年を迎えた2005年に現在の「在日中国人生命科学協会」に名称を変更しました。 当協会は設立以来、開放と寛容、友情と連帯の精神、科学技術の革新の追求、会員間のコミュニケーションと協力の強化に取り組んでいます。 また、当協会は、ライフサイエンス分野における日中間の交流・協力の促進にも力を注いでいます。
大阪に本部を置き、中国と米国に支部または連絡事務所を設置しています。 歴代の会長、理事、会員の努力により、27年の間に日本全国、中国、欧米から医学、薬学、看護学、生物学、バイオインフォマティクス、計算化学、複合領域の学際領域の会員が集まるまでに成長しました。 東京大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、理化学研究所など、さまざまな大学や研究機関で活躍するメンバーが、日本での新留学生が新しい職場や生活環境に自然に溶け込めるよう、アドバイスと具体的な支援を提供することにしています。 帰国したメンバーの中には、清華大学、北京大学、浙江大学、復旦大学、中山大学、同済大学、吉林大学、中国科学院などの一流大学や研究機関で科学技術分野のリーダーとして活躍する人もいます。
当会の会員は、中日両国の生命科学の発展に積極的に取り組むと同時に、最先端の科学技術を積極的に学び、日本社会の主流を知り、溶け込んでいます。 毎年、高水準の学会やセミナーを開催しています。 また、この間、さまざまな交流イベントをオフラインからオンラインに変更し、著名な学者を招いて最先端の研究成果について講演してもらう一方、若い学者にはブレインストーミングで最新の科学的アイデアを共有してもらうようにしました。
当協会では、学術交流イベントのほか、母国や日本での留学生や研究者のニーズにも関心を持ち、支援を行っています。 一方、2020年初頭の流行開始時には、在日中国人に金品の寄付を呼びかけ、マスクや防護服、手袋などの医療用品を抗議の最前線である武漢に大量に送り込みました。 一方、日本での流行が始まってからは、当協会から日本の医療機関へ物資を寄付しました。 また、中国駐大阪総領事館と連携し、母国から贈られた愛の小包を日本の留学生や華僑のお宅にお届けする活動も行いました。
新会長に選出された私は、長きにわたり当協会の活動を支えてくださった理事、会員、スポンサー、友好団体の皆様に敬意と心からの感謝を申し上げたいと思います。
新型コロナウイルスとの戦いはまだ終わっていませんが、人類はこのゲームに勝つと確信しています。 皆様のご健康と、キャリアや学業での成功をお祈りいたします。