学会情報

Greetings from the Co-Chairs of 22nd LSACJ 2022


データ駆動型時代に突入してから、しばらくたちました。情報学、人工知能(AI)、機械学習などのキーワードはさまざまな分野で聞くようになり、医学薬学領域においても、極めて重要な役割を果たしています。臨床領域において臨床診断データの活用を中心に、情報学は極めて重要な役割を果たしつつあります。更に創薬領域では、量子化学を用いた分子の挙動・分子間相互作用の解析、バーチャルスクリーニングや分子動力学シミュレーションを用いる薬物候補探索なども盛んに行っています。こうした次世代の医療・創薬の核心的な技術の進歩により、従来の実験のみを中心とする創薬研究から、多様な創薬モダリティーへの発展を遂げています。以前では考えられないデジタル医療も臨床現場に登場しはじめています。こういった技術的進展は、人々の健康、社会の豊さにつながると確信しております。ISL2022は“基礎から臨床へ”をテーマとし、基礎研究と臨床研究の橋渡しに注目しています。研究者、医療従事者、製薬企業の担当者を招待し、分野を問わず、最新の研究成果や学術内容を活発に議論する予定です。


皆様のご参加を心よりお待ちしております。



Dan Ohtan WANG Ph.D.

RIKEN Center for Biosystems Dynamics Research, Team leader


Yu-Shi Tian Ph.D.

Graduate School of Pharmaceutical Science, Osaka University, Assis. Prof.


Bin ZHOU Ph.D.

Learning Health Society Institute, Chief Scientist


Greetings from the President of LSACJ (2022)


留日中国人生命科学協会(LSACJ)は、1995年に設立され、27年の歴史を有する在日中国人科学者と留学生によって始められた生命科学における学際的な学術交流プラットフォームです。 1995年に「関西地区中国分子生物学留学生協会」として発足し、その後「関西中華生命科学協会」に発展し、10周年を迎えた2005年に現在の「在日中国人生命科学協会」に名称を変更しました。 当協会は設立以来、開放と寛容、友情と連帯の精神、科学技術の革新の追求、会員間のコミュニケーションと協力の強化に取り組んでいます。 また、当協会は、ライフサイエンス分野における日中間の交流・協力の促進にも力を注いでいます。


LSACJ 2022 Annual Conferenceでは、「基礎から臨床へ・Bench to Bedside」をテーマに、基礎から臨床までのあらゆるステージで、専門家や研究者が最新の最先端の研究成果を発表します。 また、中国と日本の薬事政策に詳しい専門家を招き、中国と日本における臨床研究の規制や申請プロセスについて実践的な知見を提供します。 中日国交正常化50周年を機に、この会議がライフサイエンス研究の異なる分野に携わる日中の研究者の交流の場となり、基礎研究の臨床応用を促進することが期待されています。




Biao MA, Research Scientist

President of LSACJ (2022-)

HPC- and AI-driven Drug Development Platform Division, RIKEN Center for Computational Science


ポスター


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トピックス


基礎から臨床へ・Bench to Bedside


講演者


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